●「折込広告」と「新聞紙面広告」は媒体特性が違う!
折込広告も新聞紙面広告も、「新聞」という媒体を使った広告ですが、それぞれの広告特性には違いがあります。

『新聞広告』は、「会社」に対する“知名度と信頼性のアップ”、「商品・サービス」に対する“認知アップ”に大きな力を発揮する媒体です。
◆一方『折込広告』は、「商品・サービス」に対する“関心と興味の喚起”、他商品との“比較検討”、さらにはその商品を購入したいたいという“欲求の喚起”に力を発揮します。

広告媒体の特性

「折込広告」と「新聞紙面広告」の媒体特性

●マス媒体との違いは?
マス媒体の代表であるテレビCMは、“認知”から“行動”まで非常に大きな広告効果を発揮しますが、当然大きな費用が必要であり、地域を絞り込んだエリアマーケティングを展開する場合にはあまり適しません。

エリアマーケティングという観点で言うと、「新聞広告」 (特に神戸新聞) の場合は、細分化された地域版を活用することで、特定の地域を狙い撃ちにすることが可能です。
「折込広告」の場合は、さらに新聞販売店という単位でエリアを細分化することが出来ます。

販売店単位でエリアを細分化できる「折込広告」
新聞販売店エリア
●新聞折込は信頼度が高い!!

新聞広告は、読者から“信頼性の高い広告”であると認知されています。そこに折込まれる「チラシ」もまた信頼できる広告として認識されています。
新聞に折込まれたチラシは、必ず新聞と一緒に“茶の間のテーブル”の上に届きます。

●インターネットの広告特性との違いは?
『インターネット』は、私たちの生活において片時も手放すことが出来ない情報源として定着しました。
「商品・サービス」の性能や価格を調べたり、複数の商品を比較検討したりするときに大きな力を発揮します。

最新情報を今すぐ知りたいという分野―パソコンや携帯端末などIT機器の情報収集、ホテルや旅館の空き状況の把握と予約、各種イベントのチケット予約、ネット通販・オークションの分野など、能動的に最新情報を収集して、今すぐアクションを起こしたいという場合はインターネットの独壇場です。

『折込広告』の場合は、以前のブログ「チラシは何曜日にまくと効果的?」で挙げました、「スーパー」や「百貨店」「衣料品」「エステ」など、女性を中心とする最寄り品や買回り品分野。さらには、日曜日に折込が多い「求人」、月曜日に折込が多い「塾」「カルチャーセンター」。週末にチラシが多い「家電」「家具・インテリア」「不動産」「旅行」等々、じっくりと検討を要するような商品分野や高額商品分野において非常に影響力の高い媒体です。

★タイムリーな比較検討&アクションは『インターネット』
★じっくりと検討したい場合は『折込チラシ』
ということが言えるのではないでしょうか。

●新聞折込の未来は?
最近、特に若い世代における新聞離れが云々されますが、一方で新聞購読世帯は“購買力が高いセグメント”として再注目されています。
また地元紙は、“地域密着情報の質と量”で他のメディアの追随を許さないという大きな強みと、情報そのものに対する信頼性は今後も変わらないと思われます。
『折込広告』は今後も、エリアマーケティングの中心的な媒体として、他媒体とタイムリーに組み合わせることによって大きな広告効果を発揮していくものと思われます。